ゲンジスミレとアカネスミレの交雑種で、長野県諏訪市の角間という場所で 発見されたことから名前が付けられたそうです。 アカネスミレはどこででも見かけますが、ゲンジスミレの生育地は限られているので出会える機会は極まれです。 ある情報をもとに、現地を訪れました。 弱々しく葉も虫喰いだらけですが、周辺にあるゲンジともアカネとも違う不思議なスミレで、雑種であることに 間違いないと思われます。 カクマスミレにはゲンジ型とアカネ型の2つのタイプがあるようで、いずれかの特徴がより強く出るそうです。 では ↓ のタイプは???え~~っと、葉脈がはっきりしているのでゲンジ型かな…^^;; 2014年5月12日 山梨県
2017年も同じ場所を訪ね、これぞ“カクマスミレ”という個体を探そうとしましたが、 怪しい株は数知れずあるも、アカネスミレの茎が徒長しただけのようにも見えるし、 う~~ん、どうしても確信が持てません。 カクマスミレの同定は素人には難しすぎます^^;
2021年、ようやくこれぞカクマスミレと言える個体に出会うことができました。 葉の裏は紫色で、近くにゲンジスミレとアカネスミレが共存する環境です。
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