エゾキスミレは、北海道アポイ岳周辺の蛇紋岩地に咲くオオバキスミレの変種とされています。 ツンと尖った細身の葉と濃い黄色い花が特徴のエゾキスミレは分布域が限られているため、会いたい気持ちが募ります。 2010年5月中旬、一人で北海道の花の名山アポイ岳を目指しました。 この年は春の訪れが遅かったため、期待した花々は、まだ固い蕾の状態でした。 二年後、再訪を決めたアポイ岳は前回の教訓もあり5月下旬の航空券を予約、 ところが、2012年は皮肉にも初旬からエゾキスミレの開花が聞こえてきたため、 ヤキモキしながら出発の日を待ちました。何とか少しだけでも咲き残っていて欲しい…と祈るような気持ちで彼の地に到着。 願いが通じたのか、時期がほんの少し遅すぎたものの、場所によっては新鮮な花を愛でることができました。 アポイ岳から吉田岳ま足を伸ばし、エゾキスミレを存分に 楽しむことができました。
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